よあけ ユリー・シュルヴィッツ作
音も風もない真っ暗闇から、少しずつ夜明けに近づいていくさまを描写していく絵本。
始まりは暗く冷たく湿った感じなのに、
少しずつ風や音など動きが出てきて、
夜明けで一気に明るくなる。
ごく当たり前の自然の営みではあるが、
劇的でドラマチックでドキドキする。
一言で言えばただの「よあけ」、でも真っ暗闇から日の出まで、かすかな変化を積み重ねて最後一気に山と湖が緑に染まるところは静かで大きな感動がある。
この絵本は九ヶ月の娘にはだいぶ早かったけれど、
またいつか読ませたいと思う絵本でした。
そして、実際に体感させてあげたい。
外国の方(ワルシャワ出身)が描いた絵本だけど、
漢詩『漁翁』をベースにしているらしく、なんとなくアジア。
訳も素敵。
「やまが くろぐろと しずもる」とか、
私の語彙では出てこない。
(静もるという動詞を初めて知った)
今日は夫の30歳の誕生日!記念すべき大台に乗りました。
これからの10年が素敵なものになりますように。
また、夫のおじいちゃまおばあちゃま&おばさまに
娘を初対面させることができました。
たくさんの人に可愛がられてすくすく育ってほしいです。
題 よあけ
作 ユリー・シュルヴィッツ
絵 ユリー・シュルヴィッツ
訳 瀬田貞二
図書館本
おすすめするなら 5歳くらい〜大人まで